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物心がついてからお子さんが自らの意志で取り組むことができる高校受験や大学受験と違い、中学受験というのはどちらかというと、親が主導で導いてやるという要素が大きいものだと思います。自分がこうなりたいとか、この学校にこうだからどうしても行きたいという自我は小学校低学年、場合によっては中学年になってもまだ芽生えないかもしれません。何の為に中学受験をするのか、そうした意識を急に受け付けようとしてもそうすぐになせるものでないのも事実だと思います。
受験対策というテクニカル面においては、4年生から2年間かけて受験に対応できる思考体力と、学習集中力をたたき込むとのはぎりぎり間に合うような期間だと言えるかもしれません。しかし、それまでのびのびと生活してきたお子さんがいきなり4年生から模試を受けて、時間内に問題の意味を解釈して最後まで見直したりとすらすらとすぐに適用できるとかというとちょっと疑問に思います。
おそらくそういうお子さんは、テストの難しさにストレスを感じ、受験対策のために通い始めた塾もついて行けないなどいろいろな壁にぶつかり親として悩んでしまう、子供に当たってしまうということも多いかもしれません。そういう意味では中学受験については、高学年になってから思い立ったらっ!という都合の良い風には進まないのが多いケースなのではないでしょうか?そういう意味でも、中学受験を少しでも検討しているのでしたら、お子さんが生まれてから幼少期、小学校入学までの間に、自ら学習に対して、楽しく、興味を持ち、継続できるような習慣(=モチベーション)を養う家庭環境を作るとういのも一つの考え方なのではないかと思います。
例えば、小さな自分に絵本を読み聞かせしたり、興味ある分野の本を買え与えたり、お子さんが疑問に思うことについてとことん面倒がらう一緒に考えて、答えを導いてあげたりと、普段の生活でお子さんとコミュニケーションをしっかりとるだけでも、4歳、5歳、6歳とお子さんの生活習慣や、学習へ入る入口に立つまでの好奇心や自立学習の基礎を養うという点において多くの点でプラスになるのではないでしょうか?
これは言うのは簡単なのですが、なかなか日々の忙しい生活の中で実践するのは難しいというのも事実。しかし、塾や家庭教師というお金で解決することだけなく、幼少期より、双方の親御さんが時間をつくりながらしっかりお子さんとコミュニケーションをとる事は子供の自立心を養う上で非常にプラスになるはずです。
これは私の個人的な感想ですが、3歳から4歳時のちょうど言葉を巧みに操れるようになる時期とうのは子供の脳は非常に活発に周りの物事を吸収して行きます。そうした時期に、母親や父親との有意義な会話をベースとしたどのようなコミュニケーションをとってきたかが、人格や物事を考える力の基礎力に大きく影響を与えるように思います。
子育ては大変ですし、日々追われる毎日かもしれませんが、ふと立ち止まり、お子さんとの日常の触れ合いやコミュニケーションを真摯にとっていく。そして興味関心がある事柄を見出してやり伸ばしてあげるという意識を少しでももってみてはいかがでしょうか?
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